「ワールズ・エンド

酔っぱらいが世界を救う!」感想



高校卒業の日に達成し損ねた街中のパブで飲みまくるっていうのを大人になってやろうとしたら町は宇宙人に支配されていたのだったとか言われるとナンノコッチャと思いますが言葉通りの映画で尚且つ説得力のあるエンタメってすごくないですか。

言葉だけ聞けばチープとさえ思えるストーリーに説得性が生まれるのは、SF交渉云々よりもそれが現実にしっかり食い込んでいるからで(事件が終わってからラストシーンまでがほんとに好きだ)、要はどんだけ腹を括って物語を終末まで引っ張ってくのか、物語と脚本とキャストの三方綱引きだ。
そこに溢れるパワーが映画になってスクリーンからそのままビールの洪水みたいにこっちに押し寄せてくる。
いやほんとに面白い映画だった。

物語の永劫回帰っぷりとか、マーティン・フリーマン可愛いとか、もっと細かな感想を挙げられたら楽しいんだけど、何より感じたのは、これ、趣味のあう人とオフ会してね、脚本の読み合わせしたらめちゃめちゃ楽しいと思うんですよ。
ノベライゼスじゃなくて脚本で出版されないかな、マジで。
そしたらやりましょうよ本読みオフ会。
あっ、その前に映画観てください、映画。
面白い映画なんで、まあとにかく全部面白いから観ろよ!って感じなんです。