「武士の献立」感想



今年最初の映画。帰省した瀬戸内先生のリクエストで観に行きました。
スタンダードな日本映画、日本映画が脈々と受け継いできた品のあるコメディでした。
笑いどころが散りばめられ、心に落ち着くハッピーエンド、この安定感のある甲斐性ったら。
旦那の甲斐性は奥さんの存在によってだんだん育まれていくんですけどね。
夫婦になっていく映画でもあるよなあ。
ラストシーンはとてもよかった。エンドロール曲はもうちょっと考えてほしかったけど。

料理メインの映画だからそりゃ美味しそうだし、役者さんも結構そういうキャストを選んであったんですね。
っていうかお殿様が料理の鉄人の鹿賀丈史だと気づいた時、ポン!と膝を叩くところでした。
それとキャスティングに宮川一郎太さんがいて、どこ!?どこ!?って思ったら主人公(旦那)の上司だった!
そこを確認するためだけにもう一度観たくもなる。
多分、お正月にテレビから流れてるのをダラダラ観てても楽しい映画だろうなあ。
あと冬がいいね、冬。

ちなみに夫婦の話だから、きっとどこかで色っぽいシーンがあるに違いないと身構えていました。
そしたら、別に、なかった。
一番のお色気シーンは旦那の水垢離のシーンだった。
上戸彩を差し置いて、なんてこった高良君…。