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「黄金を抱いて翔べ」感想 原作をある程度忘れて観ると原作付きの映画は結構面白いという好例かもしれない。 という訳で99点つけたい。 私、この映画は褒めていいなあ。『レディ・ジョーカー』も好きだったけれども、これ結構べた褒めしちゃうよ? というのは最初に言ったように原作を結構忘れているからかもしれない。だからぼんやりとした印象が鮮やかな像をもってスクリーンに現れている感じで。 いや何よりねえ、幸田が良かったですよ。妻夫木くんですが、幸田が最初から最後まで幸田の目をしていた。それがこの映画を『黄金を抱いて翔べ』にしていると思う。 あと、日記で叫んでいましたが野田が!理想の野田だった!幸田の目もね、よかったけどね、あとモモがちゃんとモモ子をやったのも偉いと思うけどね、誰よりも何よりも私の中でこれが『黄金を抱いて翔べ』の実写で良し!って思わせたのが野田だった!! 言葉づかいも立ち居振る舞いも、あの中では一番ノーマルに近い世界に生きているのも。それと爆破のタイミングが早かったのは何故だろうと思っていたけれど、ここで補完されるとはなあ。野田らしくて愛しかったよ。 あとこれでラストシーンさえ良ければ100点だったのになあ…。何故船上のラストシーンにしなかった…。いや、幸田は死ぬよ、そういうキャラクターだよ、その死体を描くのも悪くないと思うよ。でもね、作戦は成功したじゃん。黄金を手に入れたじゃん。行こうよ、海の外へ…。そんでさあ、デッキの上で野田に「浪速しぐれ」を歌わせようよ。 何故そこをオリジナルのシーンに入れ替えた!! 何故野田に歌わせなかった!! 何故幸田にあのモノローグを言わせなかった…!! っていう最後の最後で悔やまれるものがあるけれども、それでもなおかつ99点をつけたいです。 いやー、レディースデイを利用するようになってから本来の金額で映画を観ることはほとんどなかったけれども、これは1800円を出しても満足のいく映画でした。面白かったあ。 |