「ウォールストリート」感想 上映時刻を確認するため映画情報サイトにアクセスした際、レビューが目についた。 圧倒的に3点が多かった。 観終えた今ならその気持ちが分かる。3点はつけざるをえなかったのだ。いつもの映画なら躊躇わずもう少し高評価の星を与えていたはず。何が足りなかったのか。観る側の知識が足りなかったのである。 話についていけるかどうかで言えば『ヒカ碁』並みに株のことがよく分からなくても勝った負けたを何となく察しつつ先に進むことができる。しかし、そこで交わされる会話や起きた出来事について理解が及ばない。くっそー、ここのところがちゃんと分かればもっと面白く感じるんだろうになあ!みたいな。 映画としては申し分なし。映画を観ている快楽は存分に味わえる。演出も素敵、映像も綺麗だし、役者は流石の貫禄だし、何よりも、BGMとシーンとのマッチが良い。エンディングロールも見飽きないので、最後までの着席をオススメする。サントラはいい作業用BGMになりそう。 …あとはなあ、自分がもう少し株について分かればなあ。結局、ラストシーンまでそれがどの程度のハッピーエンドなのか分かりませんでした。それってどのくらい利益を得るのかな…? DVDで、頭のいい人を隣に置いて解説聞きながら観たい気がする。 映画館テレビ問わず最近観た洋画の中では一番よかったかな。最近観た『ソーシャルネットワーク』の方が話が分かるにも関わらず、こちらを選ぶということは、やっぱり後味のよさというのは重要なのだと思いました。 |