「カイジ」感想 遠カイな人間です。そういう視点から始まります。 という訳で、まさかの攻、女体化。 みたいな感じで観始めました。 最初は、さくさく進むなあ、という印象でしたが、段々、段々、のめり込む。 熱気がこちらに伝播する。感染する。ただの観戦者ではいられない。それがカイジの醍醐味。 原作でも読むとおり、科白の一つ一つが痛くて、我が身のどこもかしこも抓られているよう。だからこそ観にいったんですけどね。 限定ジャンケン。 あれ…これって、川田と七原じゃね? バトロワ大好きだったんで、この二人がスクリーンの中に揃って映っているのを見て感慨深いものがありました。特に七原が、川田の身長を追い越してしまったあたり。川田…というか山本太郎はいいはっちゃけぶりだった。船井役、はまってるなあ。 地下帝国建設現場。 いきなり地の獄に落ちたのでチンチロやるのかと思いました。やりませんでしたが、班長は出てきました。松尾スズキかよ! 似合ってんなあ! そしてまさかの佐原登場。あれ、この顔見たことあるよ。松山ケンイチだよ。しかし、ここを見ても特にデスノ再び、という感慨はない。むしろ佐カイ!佐カイ! 鉄骨渡り。 地下からまさかの急浮上。余興をすっ飛ばして本気の鉄骨編。ここで鉄骨に舞い降りた天使・石田のおっさん。ここは原作でも好きなシーンで、じわっときたのですが、私より斜め後ろの席の人がすごく泣いていました。この間、佐原は放置プレイ。じっと聞いてたのかなあ、二人の遣り取り。 原作通り佐原もお星様になってしまうのですが、その直前の、あれ、何という佐カイ。藤原くんは、ああいうもぞもぞ動く、感情が制御できない身体を動かすような動きって上手いですよね。雨の中、あれはもう抱き合ってるみたいなものだった。私、いつキスシーンになるかと思いました。 Eカード。 利根川先生が若いなあ、と思っていましたが、流石、香川さん。Eカードは圧巻でした。あの逡巡と焦燥、素晴らしかったです。焼き土下座はありませんでしたが、自ら歩いて行かれるのは、流石利根川先生でした。ところで、遠藤とは過去に関係があったんですか、あのほのめかし具合は。 遠藤さん。 まさかの攻女体化により、こんかい遠カイはなしかと思いきや。 「もしも地下に落ちたら、毎月、月末キンキンに冷えたビールおごるよ。よぼよぼになっても…」(科白うろ覚えですが) プロポーズキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!! キタ━(Д゚(○=(Д゚(○=(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)=○)Д゚)=○)Д゚)━!!! あまりに意外で、あまりにめでたかったので柄にもなくAAを貼ってみました。 まさかの、カイジからのプロポーズ。 つまりこういうことですね。 作品的トゥルーエンド→遠カイバッドエンド(10分3割複利で遠藤さんサヨナラ) 作品的バッドエンド→遠カイトゥルーエンド(地下で死ぬまで夫婦) まあ、割とどっちにしろハッピーエンドでした。 遠カイ的にも。そして、石田のおっさんの娘が頑張って働いてたのが、案外、一番の救いだったかもしれない。 |