「バーン・アフター・リーディング」感想



そうだよ、現実ってこうだよ…。としみじみ思う。
大声を出した人間が、その場では有利なようでありながら、
実際のところ、どっちもどっちで情けなくて、
幸せになりたいだけ、という願いはささやかで馬鹿らしくて
人の目を曇らせて、
物凄く大局から見れば、コトは些細なんだけど
何だかもう面倒くさくって、
収まるようにしか収まらなくって、
その中で偶に欲望が叶えられることもあることは、ある。

とまあ、真面目ぶった感想は面白くないね。
ある意味、考えるんじゃない、感じろ!って気もするけれど
感じるだけじゃ訳が分からない映画ではある。

内容は、衝撃の結末、とはあるけど別に胸がすく訳じゃない
…けど、皮肉に笑って、また明日もグーグルアースで
どこかを検索するように、ちょっとずつ画像の明確になる
明日がくるだけなんだなあ。

チャドという名前のつけられた登場人物が
映画でろくな目にあったのを見たことがないので
今回もご多分に漏れずだったのですが、
ブラピのあの訳は、日本語吹き替えの際は是非遊んでほしい。
マジパねえ、パねーッス!とか
そういうノリで連呼させてほしい。
ブラピの動きが楽しすぎた。

ジョージ・クルーニーの作ったスケベ椅子は…
あれ正直、ちゃんと機能すんのかいな。
はまんのかいな。謎。

ジョン・マルコヴィッチ、あなたは私に教訓をくれました。
手斧は…やめたがいいですね、手斧は。

ケイト・ウィンスレットは俺の嫁(コンスタンティンの天使をもう一度)