感想3.5回 細かい所まで拾えるようになったのは3回目からです。下に行くほどネタバレしますよ、毎度のことながら。 モンハンのフルフルみたいなモンスター、嫌いじゃないわ! ガモーラの走る姿美しい。 アイーシャ様を見るたび「この女優さんが撮影後数ヶ月経っても鼻から金粉の出てくる人…」という思いが離れない。ちなみにだんだん髪型が崩れていく、権威の失墜の様を見ていくのは、敵側とは言えちょっとハラハラする。敵って言ってもガーディアンズの側が悪いんだが。 vol.2を観て、vol.1を観て、それからvol.2に帰るとクラグリンの考えとか最終的に流れ着いた立場が切なくもあるが何て美味しい脇役か! ガモーラの選択肢が「やってみる」の次に「駄目なら殺す」なのがいい。 ヨンドゥ…どうして前回のザンダーでの出来事の時どさくさに紛れてミラノに発信器つけたりしてるの…何故なの…。ラベジャーズ内ではクイルの裏切りを不問に付しているのにさらっと発信器つけてるのは何故なの…親ばかなの…。 ネビュラの「よろしく、坊やたち」があまりに格好良かったのであのまま船長になってしまうのではと思うほど惚れたが、その後の展開が陰惨である。陰惨ではあるが、宇宙空間に漂う襤褸布のような人間たちの姿は今回五本の指に入るくらい好きなシーンで「これがやれるなら『虎よ!虎よ!』の映像化も夢じゃない!(倫理的な意味でも)」と期待が膨らむ。 何故クイルを攫ったかという答えをヨンドゥもクイル本人も口を揃えて「やせっぽちのガキで泥棒に向いていたから」と答えるのが、割と、くる。ラベジャーズ船内に拘束されてた時、ヨンドゥのダメージ大きかったんだなあ、改めて。スタカーに出会って古傷を開き、反乱を起こされ、目の前で古参の部下を失い…。家族を失った喪失感をロケットに話すなんてなあ。というやや湿った空気からのグルートとのコントのようなやりとりを経て、船内皆殺しのテーマ「Come a little bit closer」は文句なしに今回の映画で一番好きなシーン。特にラベジャーズ船内のエピソードは、GotG恒例の雑魚寝シーンがあったりと点数高いのですが、もう、あの曲に乗せて、ゆっくり歩き出す三人よ、絶好調の口笛よ、飛び回る魔法の矢よ、アップになる断末魔とスローモーションで落ちてゆく人間たち、ノリノリ重火器殺戮マシーンと化したロケット、しまいに炎をまとう魔法の矢。 最高か!! 最高だな!! テーザーフェイスもその散り際、カタキの座標を通信で知らせたり、己の名前に対する世間の評価を受け入れる際の諦めきった態度といい、悪党としてはなかなかの男だったのかもしれませんねえ。世代交代して新しい船長になってやろうって気概もあったくらいだしね。 エゴが母のカタキと知った瞬間のあまりに間髪いれぬ躊躇ないピーターの殺意よ…。そんでGotG恒例の宇宙船ごとドーン!をやってガーディアンズ合流直後の「あいつを殺す!」「よっしゃ」っていうクイルとロケットのやりとりが好きすぎる。でさ…ここの操縦シーンさ…ピーターとヨンドゥがぎこちない親子っぽい会話してんの…見ててハラハラするよね…。地下でエゴと戦う時も、父親がどうのってエゴが発言するのをハラハラしながら見たよね…。 メリーポピンズだ!のシーン、初見時は笑いどころだったのになあ……。 ヨンドゥがガラクタ屋で買っておいたポータブル音楽プレイヤー、クラグリンの科白を「300曲入る」という風に聞き取っていたけど、違ったね!? 「300曲入ってる」だったね!? 船内に残ってた曲だけじゃないね!? ジャケット画像までダウンロード済みだしですね……。 ドラックスとマンティス、エゴの野望のことはまた今度…。 |