前回の感想への自己ツッコミをしつつ

2度目の感想



前回の感想もネタバレ全開でございましたので、今回もガンガンネタバレしていきます。とは言え、最初幾分か表示される部分はネタバレ抜きの話を。
朝一で観に行く予定を立てていたせいか、まず昨夜の眠りから浅かった。夜明け頃からそわそわしだし、逆に眠くて目覚ましの数分後に起床。予定通りGotG2をキメまして、溜まったポイントで「メッセージ」を観(感想はまた別個に)、帰路のレンタルビデオ屋をハシゴしまくってようやく最後の店でGotG1を見つけまして、午後は1の吹き替え、続けて字幕をキメ、今も正直冷静じゃないんじゃないかなって状態です。フューーーーイ!(一周回ってハイ)
いきなり1の感想なんですが、1のピーターとヨンドゥがすげえ、親子で。今読んでいる『熊と踊れ』(ハヤカワ文庫)で物凄く極端に出てくる必ずしも健全で良好な関係を続けてきた訳ではなかった親子だが、どうしても断ち切れない絆がある、という親子。その親子感はむしろ1の方が強かった気がする。2は全体のテーマとラストがああだから科白としても明らかに出てくるんだけど、1の頃から描かれていたそういうところ!
そろそろ2の話をしよう。というか前回の感想があまりにも冷静ではない。冷静じゃなさすぎる。よっぽどショックだったんですよ。書きながら本当に泣いてましたからね。後半いちいち申告してないけどなんど涙休憩を取ったことか…。
と言うわけでツッコミどころの多い感想なのですが、評論じゃないから! 感想だから! 私の感情の赴くままに書くんですよ! でも、だとしても「冒頭」という言葉で表現する範囲が広すぎましたね。「前半」だね。
1初見の頃感じていたヨンドゥの「俺は親父だから」みたいなクイルに対する暴力を含む強権的仕打ち、これ現実だともう子育ての方法として問題になる話だけど、あれは悪党どもの船での出来事というのを含めてちょっと好きな描写だったんですね、こういう言い方は適切じゃないかもしれませんが。その先の展開として個人的に好きなのは父親殺しなのですが、今回ばかりは…。2は個人的には回避したい言葉での説明がどうしても入ってしまう描写だったのですが、そもそも1回目はちょっ、ヨンドゥ、そんなまさか…ってパニックになって科白全く覚えてなかったことが2回目の鑑賞で分かりました。「自慢の息子」って科白、本当に記憶になかったよ…。
ヨンドゥは親父と分類される人間のやること、良いことも悪いことも両方やってきてるんだけど、特に悪いことっていうかろくでもないこと、殴りながらクイルを育てたことを言うと思いますが、彼がそもそもまともな父親というものを知らないんですよね。奴隷として売られ、兵隊として鍛えられ、ラベジャーズに迎え入れられ、船長となる中で力や暴力の使い方は学んでいったんだけど。男と呼ばれるもの、悪党と呼ばれるものに成長し、部下を持つことで船長にはなっていったんだけど、父親になるには子供が必要だ。で、暴力込みのクイルとの関係がクイルの8歳の時から続いて、20年間繰り返した脅し文句が続き、彼が意志をもって父親になろうとしたのはGotG2になってからだったのか……というのが2回目鑑賞の感想。じゃあそれ以前はどうだったんだって言ったら、そりゃ可愛いものが好きな船長だもの、無自覚に子煩悩だったんだよありゃあ!
だめだ…あんまりツッコミにもならない。2回目鑑賞は、少年クイルに銃の使い方を教えるあの一瞬の回想を見る為と言っても過言ではない!と出かけ、実際そこんとこのヨンドゥの表情しっかり確認しようという目的があったのですが、少年クイルが笑顔なのに釘付けで胸が熱くなって一瞬があっという間に過ぎ去りましたよ…。大丈夫、まだ字幕2Dを観に行く予定だからそこで両方確認する。
1を観直して分かったけど、エンドロールめちゃめちゃ進化してるのね。今のところ今年のエンドロール1位は「サラエヴォの銃声」だったのですが、これは順位が逆転する…。観ていて飽きないエンドロールですごく楽しかった。あと…ヨンドゥ以外の感想ね…もう疲れたよ…明日から一週間くらい休みがないんだ。明日はまずオール勤務。真っ青なふぁぼ欄を見ながら乗り切るよ…。