「ドクター・ストレンジ」感想



内容的には魔女っ子ストレンジだという評判を聞いたので、ここは一つ観ておこうかと。
マーベルの映画はバトルシーンが多いのでちょっと敬遠ぎみでした。
バトルシーンが苦手なのではない。
戦うシーンは好きです。格好良いのは特に好き。
でも、目がついていかない。
アニメはまだマシですが、CGと実写はかなり厳しい。
ダンボール戦機でもバトルシーンは何度も見返して格好良さがやっと味わえたものなあ。
アルテミス決勝は最高ですよ…。

閑話休題。

アベンジャーズや、それに登場するヒーローの作品を観ていなくても大丈夫な映画でよかった。
バトルシーンもあるけれど、そんなに心配しなくていい。
この映画の良さは何はなくとも映像の美しさにあるのだ。
舞台が建物が景色が万華鏡の如く変化する美しさにただただ圧倒されればいい。
「インセプション」でもっと見たかった世界を技術と想像力の限りを尽くして見せてくれる。
これにどれだけのクリエイターが関わっているのか、気が遠くなりそうだった。
観客が完全に目で追えていない細かな部分まで描き尽くしてあるんだと思うと、2時間、怒濤の映像美を見せてくれたスタッフには両腕で抱えても足りないくらいの感謝をしなければならない。
ああ、ああ、凄い、という声を出すことができずに途中、口が開いていましたもんね。
映画が終わってから万華鏡が欲しくなった。
今も欲しい。

ティルダ様、この映画でもお美しかった。頭蓋骨小さかった。綺麗だった。
マッツ・ミケルセン初体験。ほとんどのシーンで目の周囲が焼け焦げていた。今度は焼け焦げてないのが見たい。自動拘束具のシーンは美しかったです。あれ、あの演技をなさってるんですよね…?
おベネはんは安心のおベネはんであった。
ヒロインは浮遊マント。頼りになるどころじゃない。「もうっ! しょうがないわねダーリン!」って感じで活躍しまくる。女房系ヒロインか先輩系ヒロインだな。